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腐敗?発酵? 

 開始時には鞄の中に入れていた緑茶も、気付いたときには紅茶味となっていた卒論の中間発表も何とか終わり(?)、愈々12月に突入です。

 1月14日にあるというTOEICに申し込むかは未定なのですが、とにかく学校にも余り行かない身分である以上、就活に向けてもそれなりのことはやっとかにゃな~という心持ちです。

 その手始めにとSPIとやらの参考書を買ってみたのですが、果たしてこれが役に立つのかと、取り掛かってから1時間で「??」を抱いてしまいました。

 私的には時事問題に取り組みたい気持ちなのですが、活かされるのが少数精鋭のマスコミとあってはなあ・・・。しかもその試験も9割取って当たり前みたい。費やした労力の割に報われなくてもしゃあないしなぁ・・・。

 
 

 取り敢えず・・・



 寝るか。
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断崖 

1941 アルフレッド・ヒッチコック監督 制作国:米 99分27秒

評価:B-

 ヒッチコック作品鑑賞、第2作目(私にとっての)です。

 内容は、良家のお嬢様(リナ)と得体の知れないNEETな男(ジョン=エイズガース)とが、ある日突然、相一目惚れしたのをきっかけに怪しい(?)婚姻生活を築いていくというものです。

 それにしても、余りにも奇跡的に口が達者なジョン(ジョニー)。何もかもがすっぽりと丸め込まれてしまいます。伝家の椅子を競馬で売り払ってしまった際も、ちゃんとリナを惹きつける為にそれを買い戻すというオチつき。でも、よく考えてみれば競馬で大当たりするなんて事自体が到底あり得ないことですから、正に彼こそ、その存在自体も「奇跡の男」と呼ぶに相応しい人物だったろうと思います。

 そういえば、彼は本当に無職なのか?いつも身形の良い服を着て、豪華な家にも住み、競馬には大当たりする・・・。実のところ、彼自身も相当の良家のお坊ちゃまか、裏で仕事をしていた・・・のではないかと考えさせられるほどに、そのジョニーの「謎」さ加減が上手く描き出されていたと思います。若しそうだとすれば、競馬で当たったことも、実は彼女を離れさせないようにする為の方法だとして合点もいきますしね。・・・となれば、椅子を売り払ったというのも、家具屋に頼み込んでのこと・・・?!

 何やかやを経て(上記以外にもジョニーの謎さ,不信さを募らせる巧妙な描写が多々ありましたが)、最後はとうとうジョニーを信じきれなくなったリナが殺されると思い込み、断崖で絶叫するというクライマックスを迎えます。まあ一視聴者である私も、飽くまでも「リナ」側に立っての視点しか描き出されていなかったので、最後までどうなるかとハラハラさせられました。

 後は・・・最後が呆気なくハッピーエンドで終わってしまっている点が惜しいですね。ジョニーも一時とはいえ、完全に信じられていない事態まで陥ったんだから、もう少しリナとの間に擦った揉んだがあっても良かったのかなと思います。

 最後に・・・本映画の冒頭の部分で、ジョニーがリナの髪型をチョンマゲっぽくしたり、「モンキーフェイス」と言い捲ったり、眼鏡顔の時と比べ「同じ女性とは思えない」と皮肉を言ったりと、どことなくアンチ日本色が浮き出ていた作品だなーと思ってしまったのは私だけでしょうか。制作された年代からしても、ちょうど日米が険悪な関係にあった時期ですから、多分意図的に挿入されたんだろうと思います。時代背景が時代背景なんでやむを得ないのですが、何だかちょっと淋しいですね。
 (2006年11月28日22時14分44秒記す)
[2006/11/28 22:14] ポケットシネマ | TB(0) | CM(0)

前に習え 

 今日は自己分析セミナーに行って来ました。

 ・・・と言っても、余り得られた収穫はなかったかな?

 強いて言うとすれば、徹夜してても次の日ぐらいはちゃんと活動できるんだなっちゅう程度のこと。

 後は「オレは民間企業に向いてないのでは?」と疑問を抱き始めたことですね。

 講演者曰く、「利益追求」と「社会貢献」とが切り離して考えられない人は民間向けでないとのこと。

 確かに「社会貢献した結果として、自ずから利益も増えるもの」だという理屈は納得できるのですが、「どうせなら目に見えるかたち,直接的なかたちでやりたい」とのあらぬ本音が。。。私にそんな抽象的・間接的なこと言われたって理解できるはずがないじゃありませんか。
 
 もっと企業の研究しなきゃな~(汗)

写神登場 

20061128000342.jpg


 遂に、写真のアップに成功しました!

 これから随時、取り入れて生きたいと思います。

 以上。

ハメハメハ・・・ 

 ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・

 電車に揺られながら、今日これから待ち受けているであろうTOEICに向けて準備は万端なはずであった。

 余裕の表情を浮かべる石部は、徐にポケットから受験票を取り出し、マジマジとその字面を眺めていた。

 文字群の最後まで目を通した石部は、ふとその末端に黒く、しかも大きめの矢印が残されているのに気が付いた。

 石部の表情は一気に蒼ざめ、恐る恐るその中身を覗いてみると・・・

 ハ、ハメられた・・・

 石部は心の中で、そう呟かずにはいられなかった。なんと、写真添付欄と署名欄とが未だ埋められていなかったのである・・・。

 慌てて会場の近くの駅におりた石部は、ナチュラルローソンとファミマで糊と鋏とを購入した。

 これで再度「準備万端」と意気揚々とする石部。ところが落ち着く暇もなく、又も悪夢は襲いかかってきたのである。

 何と―――写真のサイズが合わないではないか―――

 更に都合が悪いことに、写真を切り取った後、確とこう書かれているのが目に入った。

 「写真は白面が必ず埋まるようにはっきりと添付してください」

 ハ、ハメられた・・・

 脳髄から頻りに伝達される交感神経のうねりを必死で押さえつつ、止むを得ず石部は、最後に就職活動用にと態々スーツで撮った取って置きの写真屋仕立てを一枚取り出した。

 背に腹はかえられぬ・・・

 やっとのことで、各欄を埋めた石部は安堵の表情で受験会場へと赴いた。

 門を潜ると、そこには今にも崩れんとせんほどの長い人、人、人・・・の雲霞が石部を待ち構えていた。

 その中からポツリポツリと横道にそれる人々・・・

 ―――何だ。トイレか・・・

 石部はそう思いつつ、その人々の行き着く先を困憊した眼差しでみつめていた。

 しかし、思いがけずその行為は石部の命取りとなってしまった。本来なら不必要なはずの出費を重ね、通常の判断能力も儘ならない状態にある石部にとって、それは余りにも凄惨でかつ堪忍ならざる光景だったのである・・・

 何と・・・受験票の再発行が行われているではないか―――

 しかもさぞ申し訳なさそうに、予め封切ってあった受験票を黄門様の印籠の如く振り翳している。

 無論、写真撮影,カット,添付その他これらに類する全ての作業がその場に一つに集約され、無償で提供されていたのは包み隠し難い事実であった。

 ハ、ハメられた・・・

 その瞬間、石部は甲高い叫び声が自らの脳内を駆け巡っていることに気が付いた。

 そう、それは紛れも無い、自身の発狂した声だったのである。

 怒りの化身となって荒れ狂う石部。

 やがて石部は、その受験票が置かれていた机の縁を疾風迅雷の如く自らの掌中に収めるや否や、未だ嘗てその机を襲ったことはないであろう天地を逆様にする事態を一気に招来させ・・・

 ※この話は一部フィクションです。

オハニチハ 

 今朝(10時過ぎくらい)、家を出て近所の人に挨拶するとき、「こんにちはー」と声を掛けたら、ちょっと戸惑っていたようです。

 9時台なら未だしも、10時台ともなると私的には余り「お早くない」気分なので、「こんにちは」と言い切ってしまうのですが、確かに「お早うございます」と言うかどうかは迷うところであります。

 まあ、それでもやっぱり挨拶に対して軽く頷いてくれるでも、何らかの反応を返してくれれば、少しばかりは嬉しい気持ちになるというのが実際でしょう。先に言われれば「先手を取られたな」ぐらいの感じで(笑)。

 流石に、よもや「あら?今日は出るの遅いのね~」なんて言われることないでしょうから、極力ご近所さんを見つけたら返事をするようにはしています。

 はい,それだけです。ある意味、オチましたね。
 

辿り着いた先は・・・ 

 今になってちょっと気付いたのですが、リンク先の『荒野のブログ』がコードギアス同盟に加入した波及的効果からか、本ブログ上での訪問者数も13人と急激に伸びました。

 こんなに伸びたのは『アンドロイドは電気羊・・・』以来だったでしょうか。ここんとこ、ほぼ毎日書き込んでいたのでその異常さがよく分かります。

 
 さて、それから総訪問者数。遂に大台たる1000にまで差し迫っています。
 そしてその記念事業としては「ミクシミン族の大移動」を計画してます。つまり、私が2ヶ月間放置していたミクシーから本ブログのリンクを実現し、より多くの人に来て頂こうという正に「夢のような」事業のことを指します。でも、これだけじゃ本ブログの常連さん(?)には何の変化もないからなぁ・・・。

 取り敢えず、嘗て写真がアップできなかったことから幻の企画となってしまったアホ・シリーズ第二弾『ビックリマンチョコ~プロ野球編~』の下書きでも期間限定公開することにしてみようかな・・・

忍び寄るトゥアイシー 

 やっと今日になって、日記を見て思い出したのですが、日曜日(ってか明日じゃん!)TOEICの試験です。

 卒論の資料集めや、バイトの手続きに奔走する余り全く勉強してませんでした(口実の上では)。

 マジで、ヤバイです。

 取り敢えず、明日・・・ってか今日、図書館が閉まった後の時間は長文問題でも眺めてよかな。。。

 
 それにしても、何でこんなん申し込んだんだろう?あの時、コンビニのお兄さんに教えてもらった“ピポパ”が堪らずに、勢い余ってノリやパッションやらでボタンをクリックし捲ってたからかなぁ・・・。ふ~ん・・・。

「国民の」祝日 

 一昨日友人に指摘されるまで気付かなかったのですが、昨日って「祝日」だったんですね。

 なるほど、だから大学の図書館も開いてなかったんか・・・。

 んで、例の如く卒論の資料を蒐めるのも儘ならなかったモンですから、妙な映画を観に掴まされてしまったというわけです。

 「曜日感覚」は未だしも、「祝日感覚」については依然鈍感な状態です。

 
 
 いかん、いかん、この儘だとまた廃人に逆戻り・・・パチン。

 
 ・・・・・・しまった。余計眠れなくなってしまった。 

天国へ行くにはまず死すべし 

2006 ジャムシェド・ウスモノフ監督 制作国:タジキスタン・フランス 95分

評価:D

 ええ,超マイナー路線驀進中です(笑)。知人から「チケットが余った」とのことで頂戴しましたので、何の躊躇いもなく出向いてみました。

 初めて見たときは文字の感じから「ロシア映画かなー」と思ったのですが、何とタジキスタン映画だそうです。

 
 内容は・・・一言でいって「ナンじゃ、コリャ?」

 開始早々ストーカー行為をし続けるカマル少年。しかも所構わず自分の目に入った女性を追いかけ捲くるもんですから、途中からちょっと嫌気がさしてきたというのが本音です。
 まあ「これだけストーカーに徹する映画もなかなかないし、これが意味を成す大波乱が後で待ち受けているのだろうなー」と思ってはみたものの、話が進むに連れこの期待も見事に裏切られてしまいます。

 浮気・窃盗・売春・強盗・殺人・強姦・性交・・・等々これら全てが、実に無意味に取り入れられています。R指定どころか「芸術」性すら微塵も感じられません。

 「結局、言いたいことは何なんだよ(怒)。」
 
 この映画を見た以上、こう呟かざるを得なくなるでしょう。

 これだけ無意味な映画も「未曾有」と言っても過言ではありません。これが日常生活の一片を映し出しているというのなら未だしも、現実味すら全くない・・・。

 これが世界映画のレベルというものなのか・・・。残念ながら、私にはまだまだ理解し切れないみたいです。

 
 それとも何か、この映画は人に嫌気を催させることが目的だったのだろうか?

 だとすれば、この映画も少しばかりか救われるんでしょうけどね・・・。
 (2006年11月23日21時43分31秒記す)
[2006/11/23 21:43] ポケットシネマ | TB(0) | CM(0)

東京「三菱」?「三菱」東京? 

 よ~やく、バイト用の銀行口座を開設することができました。

 それにしても、新規口座開設するだけでもこんなに手間がかかるものだとは思いませんでした。

 ①開いている時間が15時までで、②印鑑と身分証明品が必要、③口座開設支店が住所又は勤務地でなくてはならない(③は個人情報漏洩を防ぐためらしい)とは・・・

 今回も住所や勤務地とは全く違う支店で口座開設しようとしたため、危うく③の要件を満たせないところでしたが、テレビ口座開設システムというハイテクなものを利用したため、何とか難を逃れた感じです。


 ・・・え?テレビ口座開設システムって何かって?

 要するに、小さな箱の中にいる社員とお話して口座開設の手続きを進めていくモンです。

 何か、そうすることによって安全性が図られるらしいです。多分、社員が直接中で書類を確認しているからでしょうね。。。

〆て云円也。 

 昨日、これから二度と目にしないであろうと思われる大学院対策の本を中心に計7冊をブック・オフへと売り捌きに行きました。

 元値は、2冊タダ同然だったものを含めて10000円超。さて、これが幾らになったでしょう?勿論、多少傷ついていたとはいえ、全て線や書き込みはしてありません。

 結果は・・・なんと240円。つまり2.4%未満=消費税にも遠く及ばない金額だったわけです。しかもそのうちの3冊はバージョンが古いとか何とかで0円。そもそも参考書類は高い値段が付かないのが基本だそうです。
 
 片や、ディスク類は1/3での買い取り・・・本の非力さを感じます。まぁ本なら中古で買う時もその分安くしてもらっているので、当然といっちゃ~当然でしょうが、改訂版を求めるのでなければ定価で買わない方が得であることは確かです。

 帰り道、はらいせに「かけそば」(250円)を喰ってやりましたが、却って高くついてしまいました。本のバカヤロー。

銀行の窓口は何故早く閉まるのか? 

 拙者、バイト面接の序でに銀行の新規口座を開設するよう求められたので、早速その某銀行に赴いてみようとしました。「これでここの銀行の口座を拵えたらメガバンク3冠王になるな~」なんて如何でもいいことを考えながら。
 
 しかし拙者、今まで郵貯でしか振込みをしたことがない経験からか、「メガバンクだから5時までは大丈夫だろ~」って高を括っていたら、なんと窓口は3時までしかやっていないことに吃驚。一昨昨日も「印鑑は三文判じゃダメだ」と追い返されていただけにちょっと煩わしいな、とあらぬ本音が。

 気を取り直して「先輩に勧められた派遣会社にでも行ってみるか!」とその足で派遣会社へ出向くも、見事経験が足りずに門前払い(何とも派遣は即戦力を求められているらしく半年~2年ほどのバイト経験なりが必要らしい)。拙者が唯一継続的にやっていたともいえる「家庭教師」だけでは全く使いものにならないみたい。試験勉強オンリーだったら本当に何も残らないものなんだな~と熟々。

 果たしてこの儘ろくろくバイトもせず、また常識中の常識も知らずに就活できるのかな?と徐々に心配になってきました。。。

サボタージュ 

1936 アルフレッド・ヒッチコック監督 制作国:英 75分58秒

評価:B+

 最近著作権の保護から外れた(??)せいか、何かモノクロの映画が巷に激安の値段で売られているのをよく目にします。

 んでもって、時期を同じくして(?)某動画でもこれら過去のシリーズを取り上げているようなので、早速見ないわけはないということで短そうなものを適当に一つ選んで見てみました。

 
 なんと言うか、救いようがあるといっちゃ~あるんでしょうか。結構ブラックな話です。最後のシーンがなければ、恐らくその後一日中沈み込んでいたと思います。
 話の筋は・・・サスペンス系らしく最初こそ何の事やらさっぱり分からないシーンも多かったのですが、話が進むにつれ事の次第が明らかとなっていたので「飽きさせない」という意味では良かったと思います。
 途中、スティービーが持った爆弾がバスを爆破してしまうシーンはかなり生々しく、一番見入ってしまう場面かもしれません。ヴァーロックがスティービーに早く届けろと怒鳴りつけていたのもよく分かります。でも、そんな時に限って不運に見舞われるものなんですよね、実際。スティービーだって中身がよもや爆弾だなんて知る由もないわけですから、大きく遅刻したって後でこっぴどく怒られる程度だと思い込んでいたことでしょう。そう思うとますます無念・・・。
 その後もその後で、何気なく裏の仕事に手を染めてしまう際の悲惨さというものが表れています。特にヴァーロック夫人が市中の子供をスティービーと見紛ってしまうといった場面はその虚しさが犇々と伝わってきます。それに、ディズニーの本来は楽しいはずの映画もあんな惨事に繋がってしまうとは・・・

 ところでこの「サボタージュ」という題名、俗に言う「サボる」場面は何処にも出てきやしないかと思ってましたが、『広辞苑』でちょっと調べてみると20世紀初めに労働者がサボ(木靴)で機械を破壊したことに由来するそうです。20世紀初め・・・つまりこの映画が作られていた当時では、「怠業する」という意味よりも「破壊する」という意味の方が強かったのだろうと思います。そう考えれば何となく分かる気がするな・・・

 全体的には、これが欧米の映画なのかと思わせるほど実に短時間の間に作品の鍵となる言葉やユーモアが取り込まれています。正に「名作」の名を語るに相応しい作品です。拙者、恥ずかしながら「ヒッチコック」監督の作品は今まで鑑賞したことがなかったのですが
、初めてその偉大さを少しばかりか感じ取ることができたと思います。
 評価は・・・未だ本格的に他の作品を見ていないということもあり、「A」でも良かったのですが、今後も更にコレを上回る作品をお目にかけることを期待しつつ上のようにさせていただきました。
 (2006年11月21日00時53分14秒記す)
[2006/11/21 00:53] ポケットシネマ | TB(0) | CM(0)

わかる!前回までのあらすじ 

 ブログも新しくなったことですし、「心機一転」という気持ちも込めて、今までの大まかなあらすじを述べていこうかと思います。(『ダイの大冒険』のオープニングナレーション風に)なお、8,9月がすっぽり抜けていたのと隠れた前提も存在していたでしょうので、若し本ブログで初見となることがあったらゴメンナサイ。

 
 今年の2月(本ブログ開始時)、石部金吉は法曹の道を進むべくロースクール(法科大学院)への進学を目指していた。
 しかし、6月に行われた適性試験。見事「適性がない」ことを思い知らされ、未修者コースへの進学を断念する。
 7月の学期末試験。卒業認定単位数死守を確信した石部は、既習者コース対策へと専念するも時既に遅し。無惨にも9月から始まった私立大学院受験は悉く失敗に終わる。
 新司法試験合格結果発表後の9月後半、将来を悲観し始めた石部は、廃人生活を送りつつも来年度の就活へと目が向き始めるようになる。
 11月の行書、国立ロー不合格を悟った石部は遂に「就活」という荒波へと乗り出すことを決意。就活と留年資金捻出を目論みバイト探しに放浪する石部。しかし、その行く先には卒論という難敵も待ち構えていた。どうする石部?!!―――

誕生!!『石部金吉の備忘録Ⅱ』 

 ・・・というわけで、前回までの流れの通り、これからは自分にとっての時代の節目ということで、本ブログも「改編なくして成長なし」をモットーに『石部金吉の備忘録Ⅱ』として生まれ変わりたいと思います。

 因みに『Ⅱ』へと移行したきっかけは「就活せにゃならんな~」からです。サブタイトルは~闘え!就職活動編~。前回までが「闘う」とあったにも拘わらず、闘っていた「つもり」で終わってしまっていた反省から、今回は「闘え!」と自らを奮起させようというわけです。

 もっとも細分化させるまでには至らないでしょうので、新たに項目を立てるでもなく、また流石にコレばっかしは疎かにできないとの危惧感からブログ全体の方向性を変えようというわけでこうなりました。

 あ,そうそう。「900人突破記念」という意味合いも含まれています(笑)。
 (2006年11月19日15時32分29秒現在,904名)

廃人は去ったのか 

 昨日(と言うか、今日)のオールが祟って久々にこの時間から書き込んでいます(若しかしたら初めてか??)

 日常生活、生きる活力を失うとこうも無為に時が流れていってしまうもんなのですね。

 流石に「浅い呼吸」を繰り返すところまでは及ばないでしょうが、それでも何もしないでいると、本当に一日が無駄になってしまうように感じます(今まで無駄でなかったかと問われれば「?」が付くでしょうが、少なくとも納得はしてます故)。

 明日から卒論なり就活なりに専念することを再起しつつ、今日はまったり映画でも観てたいと思います。雨も降ってることですしね。


 ・・・そして今食べているライスバーガー。妙に豚肉が少ないので、ダブルで損した気分になって結構「鬱」です。

トゥアイシー 

 家に帰ってきて、何やら奇妙な受験票が床に落ちているのを発見。

 よく見ると『TOEIC』と書いてある。

 「何だ、コレ?」と最初は思ったものの、よく考えてみれば一ヶ月ほど前に勢いで何処か田舎のコンビ二で申し込んだ気がする。

 でも、そろそろ就活も始めにゃなんないだろうし、卒論も書かにゃならんからな~(ナンだ、この違和感?)

 取り敢えず遮二無二受けてみっか。今までの経験上。

 コレで前より点数良かったら恨んでやるぞ。。。

 そういや何か新方式に変わったとか何とか言っていたな。まあわしには一切関係ないことじゃが。

恐怖のゆで卵? 

 ただ今「夜食」がてら「おでん」を食べています。・・・と言っても、100円くらいで予め具材が袋に詰まっているヤツです。

 そこで一つ思った事。

 調理方法には、開封後電子レンジでチンしろと書いてあったのですが、その具材の中にはゆで卵も入っている。これって黄身が爆発して危険なのでは・・・

 と、浅はかな疑問を抱いていましたが、よく考えてみたら「殻なし」だ。

 何だか納得したつもりになってしまいましたが、よくよく考えたら何故「殻」がなければ大丈夫なのでしょう?多分、殻があると膨張やら熱やらが抑えきれず、それで殻を剥いたときに爆発を起こすのだろうと勝手に自己満足。一件落着です。

 ・・・これが恐らく思考の阻害となっているのでしょうが。。。

 
 やっぱり最近、タネの質が落ちてきてますよね・・・?

 既におでんも冷えきってしまっています。(上手く締めた「つもり」)

「にっぽん」銀行? 

 今日、特に訳もなく日銀の講演会に行ってまいりました。

 一番安定的だろう(笑)ということと、恐ろしく高学歴の人しか採らないんだろなーという興味本位とで。

 話を聞いてみたのですが、やっぱり安定しているとだけあってか他の民間の講演よりも穏やかで、むんわりとした感じでした。

 隣りの席の人なんか、心なしか私の肩に顔を近づけていた様な感じがします。本当に平和だ。。。

 「あまた」とか何とか、今まで余り耳にしたことのないような言葉さえ製造されていきます。。。


 そして極めつけは質問タイムでのこと。


 「W大のHG(仮)と申します。この度は貴重なご講演をどうも・・・」

 と質問したのに対し、

 「先ほどW大の方が仰ったことに関してですが云々」

 やっぱり大学の名前が頭の中に残っているのかと心の中で呟かざるを得ませんでした。

 やはり「平均」レベルかそれ以下の私には遠く足元の及ばない雲上界での話しみたいです。。。

 無念。。。

心の臓か? 

 マズイ。これから色々と忙しくなるであろう時期なのに、朝っぱらから胸が痛い。

 しかも左の方。。。これは若しかして・・・?!

 でも、まあ左でも真ん中よりでないので多分大事には至らないだろうと思います。単なる筋肉痛なのかな、と。

 
 それにしても、こう忙しい時に限って体の具合がおかしくなる。鼻の調子だって治ってないしなぁ・・・

 

 ―――世の中にゃあ神も仏もねえもんだ。。。


 あ,因みに倦怠期からは脱しただろうと思います。たぶん。
 (終わり)

倦怠期? 

 今日は特に何も書きません。
 
 と言うのも、単に気分が乗らないからです。

 こういった感情の起伏が激しいのも廃人ならでは(?)でしょう。

 昨日までは、思いついたタネを逐一メモしていたくらいなのに、今日はタネどころかブログの存在さえ家に着くまで思い出すことはありませんでした。

 でも、まあこのまま書かず仕舞いだと何時の間にやら放置してしまうおそれがあるので、取り敢えず記事だけは書いておこうかと思います。

 そうですね・・・今日あったことはと言えば・・・珍しく無駄に7時半に起きたことぐらいでしょうか。久しぶりに夢を見た上に、その内容が段々身動きがとれなくなってくるというものだったので「なんでかなー」って思って起きたら、案の定左腕が胴体に押しつぶされてました。

 普段夢を見ない男、もとへ廃人が、ある日不意に夢を見てしまうと大抵体のどこかに異変が起こってるんですよ,これが。。。
 (終わり)

オメデタイこと 

 ど~でもいいんですが、今日ちょっと得した気分になりました。

 と言うのも、その状況はといいますと・・・

 私が狭い歩道もない路地を歩いています。

 左に大きな箱が白線に跨って一つ。その箱の前にケータイ持った女の人が1人。

 右には停車(?)中の車があります。

 さて、ここで対向車線(といっても一方通行だったので「私から見て」の話ですが)から一つの白い車が走ってきました。

 そして、その白い車は一つのクラクションを鳴らしました。

 さて、そのクラクションは誰に対して向けたものだったのでしょう?

 恐らく私が真っ先に気付き左に避けたかと思うと、白い車が近づいた瞬間、停車中の車もそれに気付いたのかウインカーを出し発進し始めました。

 すこし間をおいてケータイを注視していた女の人が後ろを振り返ります。その瞬間、その顔を顰めたかと思うと、白い車は通り過ぎて去っていきました。

 直後、慌てて階段を下りてきたらしい引越屋が二人がかりで辺りを見回してました。

 ・・・結局、何が言いたかったのかと申しますと、たった一つのクラクションからこれらの出来事がテンポ良く発生したので、見ていて「正に漫画みたいだな」と感じ、得した気分になったというわけです。

 一つの事柄から複数の事柄が生まれてくるとやっぱり訳が分からないですが、得した気分になりますよね。変な言い方をすれば「掛詞を掛け捲った」みたいな。

 
 ・・・はい、どうでも良かったですね。コレも廃人だけにしか体験し得ない一種の特権です。

 単なる「オメデタイ人」だといわれればそれまでですが、廃人は瑣末な事でも感受性豊かになってしまうのです。

 ええ、それだけ。「日記」ですから。

旨さの裏には 

昨日、夕メシにと、特に当てもなかったので再び吉○屋に行ってみることにしました。

 ・・・ん?ナンだ?この憲兵みたいな人は?流石の吉○屋もとうとう狂っちまったか?―――と思いつつ中へと入る。

 とりあえず何時もどおりに「トンドン」と注文。

 「お客様、大変申し訳ないのですが・・・」

 何と、トンドンなるものは置いていないと言う。

 ―――オレの言い方がマズかったか?

 ふと壁を見てみると、何やら「ギュウドン復活」だの何だのと書かれている。

 ・・・なるほど。道理で。

 勿論、何も頼まずにそのまま店を出てしまいました。でも、よくよく考えてみると「ギュウドンがあってトンドンがない」ってことは同じ釜で炊いているということだよな・・・

 ・・・となると、今まで安心して食っていたつもりのトンドンでさえ米産牛肉に汚染されていたということになるのか。。。

 無論、ちょっとやそっとでは狂牛病が発症することはないのは心得ているつもりなのですが、それでもやはり、心理的に受け付けられないものは受け付けられない。そう、それがある種の人間の性であるかのように・・・。

 それにしても、どうしてココまで米産牛肉に固執するのでしょうか?大体、肉の柔らかさがどうのこうの言ったって、奥産で十分ですし、今更嘗ての米産牛の味なんて憶えてる人殆どいないでしょう。それに何か無理やり太らせている感じがして、そもそも人の体に宜しくない気がします。

 検査体制が目分量と噂されている上に、禁止部位が輸入されたという前科もあるしな・・・

 「牛丼は食いたし命は惜しし」

 今は正にこの言葉がピタリと言い得ているのかもしれません。


 ・・・にしても警備員置くのは異常だよな・・・
 (終わり)

犬は何故吠えるか 

 朝、家を飛び出すなり、目の前の家の扉に括り付けられた犬が吠えたくる。

 「ナンだ、愛想悪いなー」って思って近づいてみると、一瞬にして静まる。

 そんなに鬼の形相でもしていたのかと思ったが、よく考えてみると今日の鞄は紐付きである。

 ―――そうか!このお犬は遠くから見たときに私が別の犬を連れていたのだと錯覚したのに違いない!

 ・・・だとすると彼らは相当「反射的」というわけなのか。。。

 案の定、後から散歩していたウェルシュ・コーギー・ペンブロークには相当吠え捲っていた。

 おい,そんなに吠えても勝ち目ないんだから、少し隠れてた方がお利口だぞ。それとも何か、こヤツは助けを求めておるのか?―――

 ・・・ところで、人間が対抗して吠えたら犬はどんな反応をするんでしょう?
 (終わり)

大魔神逆襲 

(c)1966 大映(現・角川ヘラルド映画) 87分51秒

評価:B

 
 やっぱり序でなんで見てしまいました。期限もそろそろ迫っていましたし、3部作の中で2作だけしか見ないというのも気持ち悪かったので。

 さて、今回は開始早々いきなり大魔神らしきものが登場します。「おっ!今までもったいぶって登場させていたくせに、もう登場かー」と思ってましたが、「自然災害は神の仕業によると考えられていた」云々というナレーションで終了。やっぱり、そうか・・・。

 んで、本作の物語は4人の子ども達が主体となって隣国(?)の地獄谷にひっ捕らえられた村人達に「魔神山を登れ」とのメッセージを伝えにいくというものです。よくよく考えてみれば、それだけのことならひっ捕らえられた村人達も直ぐ気付くだろうし、第一そんなこともできない状況下にある筈なのですが、流石子ども達を主体としただけの思いつきではあります。若し大魔神がいなかったら4人とも犬死だったな、こりゃ(汗)。

 今回の深みは、金太が途中で遭難したことにより、そう一筋縄ではいかないものなのだな,ということが感じられたこと。まさか子どもが犠牲になるなんて・・・。ココらへん、現実味を帯びさせるという点では多少残酷であったかもしれませんが、評価し得ると思います。でも、杉坊のあの怪力だったら金太をも少し止めておくことも可能だったような気もしますが・・・。

 何だかんだで、結局大魔神登場までの犠牲者は実質的に2人。まあ数だけの問題でもないですが、余り危機感や切迫感といったものがなかったように思います。現にアレぐらいの事だったら“見えない”歴史の上ではそう少なくなかったでしょうし。そういう点からすれば、今回はそこまで「スカッ」とはいくものではありませんでした。でも、4人の子どもの内1人が犠牲になるという点や、大作の親父が殺されるなど深刻さを帯びていた分、単純なハッピーエンドにはならなくて私的には好かったかな、と。後は最後の大魔神が去る部分で、大作が手を合わせずに「どうしてオラの父ちゃんは助けてくれなかったの?」と大魔神に問い質すようなシーンがあれば(難しいでしょうが)、もう完璧です。

 最後に、今回は大魔神が悪人を成敗する際に無闇に必殺技を使わず只管破壊するのに徹した点は良かったと思います。それだけに恐怖感も増しましたし、「ズシン,ズシン」と迫ってきて悪者を摘まみあげる場面も原点に戻っていて迫力満点でした。まあ、最後の剣を抜き出すシーンまではやり過ぎでしたが(--;。

 各サイトを見て回ると近日この『大魔神』シリーズがリバイバルするのではないかとの話が結構あるのですが、実際のところどうなんでしょう?下手に拙い現代映画(現代映画が拙いという意ではありません)と化すくらいだったらリバイバルしない方が私的には良いと思うのですが・・・。
 (2006年11月03日22時36分20秒記す)
[2006/11/03 22:36] ポケットシネマ | TB(0) | CM(0)

今日は何の日?其の弐 

 今日、実は休みだったみたいですね。

 電車が鈍行になったり、快速待ちで快速が来なかったりと余りにもトロトロとしていたので、危うく初セミナー遅刻するところでした。

 何の日だったか分かりませんが、兎に角11月3日なんで憲法に因んだ何かの日だったと思います。2006年なんで憲法公布から60周年といったところでしょうか。でも、何の日かは思い出せません。

 まあ、そんなこんなで今になって漸く弐週間前の風邪の頭痛も出てきたようですし、これ以上粘っても特に何もできないだろなと思って早めに帰ってきました。

 メシも食いましたし、後は風呂入って早めに寝よかと思ひます。明日も死なない為にも。

 はい,それだけ。

 ・・・あ,そういえば、恰も就活やってるかのように書いてますが、一応未だ公式にはやってません。飽くまでも様子見程度です。実際には就活とバイトとを同時にやり始めようかと考えています故。。。

恐怖のブランコ 

 今日、久しぶりにブランコで揺ら揺らしながらお菓子食べてました。

 そしたら、途中から体調に異変が。

 何と、何と気持ち悪いことか!

 今から15年くらい前なら平気で揺らし捲っていたブランコなのに、この歳になるともう限界なのか!!

 その後には、すかさず頭痛が到来。

 丸で酒飲んだ後みたいです。確かに、同じ「酔う」ではありますが。

 ・・・というと、確実に体力が衰え始めているということか?!酒もだんだん飲めなくなってきとるみたいやし。。。

 子どもの頃の夢だった回転椅子で只管くるくる回すという仕業も、もう到底ムリでしょうね。

無言化計画 

 無言化計画―――それは、受験勉強期間も残り僅かとなった今、とある一日の「人」との会話が如何に少なく済まされているかという一種の反社会的無口活動を検証し、その悲惨さを不特定多数人に訴えていこうという計画を指す。

 基準①:本計画は飽くまでも「『人』との会話」を焦点として捉えるため、文書・メール・呟きその他一切の非対話的活動を排除する。
 基準②:本計画は「無言化」と題してはいるものの、日常的生活を送る中で止む無く発する最低限の言葉は許容するものとする。よって、計画実行日の文字数の少なさを基準に記録を付けていくものとする。
 基準③:「会話」が数え切れないほどに発せざるを得ない事態に陥った場合にはその時点で活動を中止する。
 基準④:その他、気付いた点は随時追加していく。

 動機:『徒然なる日記』において自問自答して終わる回が多い事に気付いたため。

 実行日:2006年11月1日

 a.m.9:00 某チケット屋に於いて
      「いらっしゃいませー」
      「えー,マックカード2枚(11文字)」
      「はい。」
      「はい。(2文字)」
 a.m.9:10 某マクドに於いて
      「お次のお客様どうぞー」
      「マロンパイとコーヒー(10文字)。」
      「コーヒーはホットでよろしいでしょうか?」
      「あ、じゃーアイスで。(8文字)」
      「お砂糖とミルクは如何がなさいますか?」
      「ミルクで。(4文字)」
 p.m.00:00 某カレー屋に於いて
      「いらっしゃいませ。」
      「えー,チキンカレー。(8文字)」 
 p.m.00:50 「ごちそうさまです。(8文字)」
 p.m.6:10 某カレー屋に於いて
      券売機式だ。「チキンカレー」をプッシュ。
      「はい。(2文字)」
      「ごちそうさまです。(8文字)」
      「ありがとーございましたー」
       

 ・・・・・・終了。計61文字だ。多いのか少ないのかよく分からん。まあ初回にしては上出来だろう。。。
 
 結局、帰ってきて気付いてみたら、一日に発していた言葉の大半がメシ系でした。それも本当に必要最小限度の。

大魔神怒る 

(c)1966 大映(現・角川ヘラルド映画) 79分39秒

評価:B-

 聞くところによると、何とこの『大魔神』,3部作であるらしいので「これは見なければ!」ということで(笑)早速その2作目を見てみることにしてみました。

 話は多分、戦国時代。御子柴禅正という人が隣国の千草(領主:千草十郎時貞)を攻め、更には行方不明となった千草十郎を追い、その隣の国の名越(領主:名越勝茂) まで攻め込むという物語です。

 う~ん,やっぱ「千草十郎時貞」という名前を見ても明らかにキリスト教絡みだよな・・・。果たして、制作者側に敬虔なる(?)クリスチャンでもいたというのでしょうか?

 ・・・んで、今回もやっぱし御神像が壊されることになります。
 「あれ?今回はこんな早くに大魔神登場させても良いんかいな?」と思っていましたが、予想は外れ、木っ端微塵。何か今までと展開が違うぞ・・・。

 そして、行方不明となっていた千草十郎が見つかり、あれやこれやと逃げ回っている内に、とうとう人質とされていた名越勝茂が処刑されることとなります。次いで、運悪く千草十郎や早百合が同じタイミングでひっ捕らえられて・・・。

 先ず見せしめにと早百合が十字架に貼り付けられ、火あぶりとなります。・・・あの時と一緒だ!

 燃え盛る火炎の中、ここで遂にしびれを切らしたのか大魔神登場。しかも粉々になったはずなのに、何故か湖から完全体で登場します。・・・こんなんアリかいな。確かに神像はなくなっても御心まではなくなってはいないとキリスト教っぽいこと言ってましたが。

 しかも無意味に湖を分断してその中を悠々と歩いて行きます。・・・モーセやないんやから(笑)。

 異変に気付いた処刑執行者達はその大魔神の姿を目にするなり慄き散りはじめます。必至に抵抗する御子柴禅正も、貼り付けられていた十郎(だったけ?)の前まで行って刀を付きつけますが、ここは何でもアリの大魔神,目から怪光線を発して吹き飛ばしてしまいます。

 そういえば、この御子柴禅正。他の出演者は特に見覚えがないはずなのに、やけにこの顔が鮮明に残っているぞ。。。そうか,『怪奇大作戦』の第20話に出ていた課長役の人だったっけかな。『大魔神怒る』での悪役としての顔の豊かさも実に見事に演じられていました。確かに、このブログを振り返ればやたらと1960年代モノを中心に記事を書いていたような気もするしな・・・。

 そしてこの御子柴禅正が逃げ惑ううち、遂に逃げ場がなくなり舟で逃走。あ~あ、これで終わりだな。。。

 大魔神が近くまで詰め寄りひねり潰すのかと思いきや、何と水の中に火を渡らせ舟に着火。必至に火から逃れようと、御子柴禅正が舟のマスト(?)に登ろうとするも却って綱に絡まり、逆十字火あぶり。・・・何だそれ?

 今回は、特に村人を投げ飛ばすこともなく早百合の涙で終了。前回より、より大魔神が「善の化身」となっていたように思います。

 全体的には、やはり前作の方が良かったと思います。それほど村人達を虐げていた描写もなく、また純粋に見れば単なる領地争いの一環でもあったので、前回ほどにはスカッということはありませんでした。まあそれよりも何よりも、大魔神が「何でもあり」になっていたことが一番惜しかったのですが・・・。
 (2006年11月01日00時43分29秒記す)
[2006/11/01 00:43] ポケットシネマ | TB(0) | CM(0)