本日は、成人の日なり。
成人の日といえば、20歳(はたち)をお祝いする日。
今年は、1991年4月2日~1992年4月1日生まれまでの
新成人が式で顔を並べていることだろう。

上の写真は、『101回目のプロポーズ』(1991年7月1日~9月16日放送)の
第6話で星野達郎(武田鉄也)が矢吹薫(浅野温子)の前でダンプカーを止め、
「僕は死にません!」と絶叫した場所。
この場所、私の出身地、浦安で撮影されており、
私が小学生のとき、正にこの場所で武田鉄也がロケ撮影に来ていたのを見ていた。
写真の撮影日は、東日本大震災から間もない2011年4月17日。
液状化の影響で舗道の敷石が盛り上がり、砂(湧き出た泥水が渇いたもの)が
舗道一面を覆っているのが確認できると思う。
ロケ撮影のあったときは、ちょうど市内の埋立て事業が完了し、
徐々に街も整備され、世間からも「浦安」が注目され始めた頃。
その当時からちょうど20年後、まさかこんな状況になっているなど
全く想像できなかっただろう。
成人式からだいぶ話が逸れてしまったが、
新しい年を迎えて間もない今だからこそ言えること。
それは「地震の怖さ、凄惨さ」を忘れてはならないということ。
もしかしたら復興増税を払い終わるころには、
多くの人の記憶から今回の地震が消え去ってしまっているかもしれない。
今年の新成人ですらその頃には40歳代前後になる。
誰だって負の出来事には目を向けたくない。
だけど負の出来事があったからこそ、
今まで目を向けていなかった何でもないような事の有難味が分かるし、
今まででは思いもよらなかった新しい活路も見出すことができるはず。
自分自身はもちろん、今年の新成人にも
「地震」は決して「過去の出来事」ではなく
「未来の出来事」であることを忘れないでいてほしい。
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