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第三話 白い顔 

 
 評価:B-

 エレベーター前まで女にしつこく纏わり付く男(上司か?)・・・
 程無く女に振られ、何気なくライターを開けて火を点けようとした瞬間、大勢の前で勢いよく燃え盛り、床にしゃがみ込む・・・

 また、最初からキツイ映像だな~と思いつつもまた始まった―――

 その帰りに女が地下駐車場である男(別の)とぶつかった・・・
 男が振り返った瞬間・・・その顔は白かった――― 

 このシリーズの特色の一つとしても挙げられるであろうが、先ず最初は何のことやらさっぱり分からないという事である。溜めに溜めて、漸く後半からその全貌が明らかとなっていくという展開である。
 故に、その点からも前半は謎に謎を重ねていくといった次第であるから、一種の謎解き(「まさに」謎解きとも言い得るかもしれない)をしているような感じで、飽きを来させないようになかなか計算されて拵えられているという事が窺えよう。

 さて、本題の今回のストーリーについてであるが、結局犯人は先の女を娘として持つレーザー博士であることが突き止められる。
 余りに娘を溺愛するが為に、娘の近くに寄り付いた男たる者をレーザーの標的とした上での犯行だった。。。そして、仕舞いには娘の恋人であったレーサーまでをも殺めてしまう・・・
 
 幾ら娘の為と雖も、その恋人までをも殺害してしまうという狂気染みたまでの愛し様であった。
 ―――が、その反面、幾ら可愛い愛娘がせがんでも「嫌われてしまう」からと決して自分の包帯で巻いた顔だけは見せようとはしない…。

 愛する我が子を助けるが為に罪を犯す…といった展開は古今東西有り触れたものではあるが(それは屡々独り善がりであることも多いのだが)、ここに至っては、決して自分の真の素顔は見せるわけにはいかない、といったある種矛盾とも言い得る様な複雑な心境が、一味違った側面として映し出されていた。
 化学実験(レーザー?)で自らの顔を焼いてしまい、自分の娘に顔を見せる事ができなくなった事から、化学(科学?)に対して自棄になってしまったのだろうか…。
 
 結局、最終的に逮捕される段階に至って、娘は真の父親の顔と再開するに至ったわけであるが、その段階に及ぶまで本当に「娘を失う」事を恐れていたのだろうと思う―
 でも、実際に親の心理としては、このような一面も何処かに隠れ潜んでいるのであって、その行き過ぎた気持ちをこの博士が代弁したと言う事にしたら、やっぱり過言なのかな・・・
 
 
 場面は変わって最後の方で、レーザーで風船の中の風船を、外の風船を割らずになかの風船だけを割ってみせるという技術を披露する場面があったが、約40年前であってもあれだけの事が出来たという点には少し驚きを覚えた。。。
 
 へぇ~、レーザーってそんなこともできるんね・・・

 コレマタ更に最後の方ではあるが続けて「少年(当時)が大人になる頃にはきっとレーザー社会になっているだろうね」という旨の示唆がされていた。
 確かにそれも今ではすっかり現実となり、黒子を取ったりだとか、不治とされていた白内障を治したりだとか、その発達には目を瞠るものがあると言えるだろう。。。 

 然し、一体この「白い顔」というタイトル、何を云わんとしてたんだろか…。
 “面”と“包帯”とで、明らかに白く不自然だったから、これを含むだろうとして、最後の博士の焼け爛れた部分も白っぽかった気がするから、これをも指すんだろうか。。。
 
 (2006年03月08日03時06分57秒記す)
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[2006/03/08 03:06] 怪奇大作戦 | TB(0) | CM(0)

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