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「正」の裏には「負」? 

 若者の離職率が高いと揶揄される昨今、これと時を同じくするかのように企業側の採用方法も実に多様化しているように思います(その良い例が先に挙げた「エントリーシート」や「リクルーター制の廃止」など)。

 確かに、それなりの大学を出て名前(履歴書)と形だけの面接を受ければ自動的に入社できたといわれる嘗てとは異なり、「一応は」平等に見なければならない建前の現在です。企業側も優秀な人材,問題意識の高い(入社前と後のギャップをなくする)人材を獲得するため、躍起となってセミナー(企業説明会)やエントリーシートを導入しようとするのは当然のことといえるでしょう。

 でも、この会社を知るための“セミナー”こそ、私にとっては入社後に「こんなはずではなかった・・・」と思わせてしまう一つの原因となってしまうかもしれません。というのも、セミナーで聞く業務内容が余りにも理想的でありすぎるためです。

 これが、特に“EXPO形式”と呼ばれる展覧会形式のものであれば尚更です。先ず第一に、「つまみ食い」だと、どうしても自分の興味がある部門にしか出かけませんから、なかなか自分の興味がない部門へは目が行き届き難い状況となってしまいます。第二に、仮に自分の興味がある部門に行ったとしても、その部門の担当者が果たして本当に「負」の部分まで語っているかは不明です。第三に、そのセミナーは仕事に対しやりがいを感じている人だけをチョイスしている可能性があります。第四に、「正」の部分と「負」の部分を同時に聞いたとしても、どうしても「正」の部分のみが頭の中に残ってしまうという点です。

 万一、仮にもこうであるとすると、私たち就活者(学生)は企業の“良い面”“華々しい面”だけを伝として入社せざるを得ないことになってしまいます。これでは「もっと企業のことを知ってもらいたい」「就活者にも良かれ」と思って開いたセミナーが、効果がないどころか、寧ろ悪影響となってしまいます。

 では、これを打開する方法は何か?それはやはりOB・OG訪問しかないでしょう。しかも、本音で話してくれる人の。まあ、これも噂に拠ると、なかなか聞き出すことは難しいようですが。

 それ以外は、「自分を採用してくれた会社は、きっと自分を高く評価してくれたんだから、少なからずその職場環境も悪くはないのだろう」と割り切ってしまうことです。

 ・・・とにかく今の自分の就活方法(セミナーを中心に足を運ぶ)では、やればやるほど泥沼にはまり込んでいきそうな気がします(鬱)。。。
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