1976 シルベスター・スタローン主演 ジョン・G・アヴィルドセン監督 シルベスター・スタローン脚本 制作国:米 119分1秒
評価:A ロッキー・・・最初は「どこぞの犬か?」と思ったりもしました(?)が、実は“ボクサー”の話だったんですね。
ただ、“ボクサー”とは言っても「モハメド・アリ」とかそういった偉人に関する経歴ものではなく、無名で一介の「ごろつき」に関する奇跡の話です。故に、無名選手が活躍するという意味においては、よく言われるように、正に“アメリカン・ドリーム”を代表するものであったでしょう。
作品の感想については・・・
最後のラストの場面なんて特に号泣モノです(^^;。確かに「勝敗」だけでみたら「敗れ」はしたものの、本人にとっての「勝ち」とは何だったのかということを考える上では格好の作品だったと思います。勝敗の判定なんぞ目もくれず只管「エイドリアン!」と叫び捲るロッキー,「ロッキー!」と駆け寄るエイドリアン,「ロッキーは友人だ」と語るポーリー,その彼に至るまで闘うことを認めたミッキー・・・それまでのロッキー,エイドリアン,その兄貴ポーリー,コーチのミッキー等の関係を考え、あの彼等が一体になったんだと思うと感慨深いものがあります。ボクシングの試合の裏側には、何時もこうした隠れたサブストーリーが存在してるとでもいうのでしょうか!?王者であるはずのアポロが完全に脇役にしか見えません。
「最後のゴングが鳴ってもまだ立ってられたら、俺がゴロツキじゃねえ事を初めて証明できるんだ」という試合前のロッキーの言葉通り、彼は“ごろつきだった彼自身”にこそ打ち勝ったのです。
そしてこの話、更に感動させられることには、実話を元にしながら脚本されているという点です。正直「本当にこんなことがあったのか!」と思わされてしまいます。やはりこのテの作品は、実話があるからこそ現実味を帯び、想像力が掻き立てられるところもあるのでしょう。
最後に、友人の話によると、続作である2,3,4・・・では同じストーリー展開(また“ごろつき”に舞い戻って同じ事を繰り返す)で飽き飽きさせられるらしいのですが、その真相についても「時間があれば」見てみようかと思います。
(2007年04月06日12時04分05秒記す)
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[2007/04/07 09:09]
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