1982 シルベスター・スタローン主演 シルベスター・スタローン監督 シルベスター・スタローン脚本 制作国:米 99分14秒
評価:B+ 今回で見るの最後になるかな?、ロッキーシリーズ。
前作までの流れと同様、ロッキーは再び戦意(“虎の目”)を喪失し、チャンピオンの地位を脅かされるに至ります。
・・・とはいっても、今回はきちんと“ボクシング選手”として活躍しており、前回までのいわゆる“町のゴロツキ”とは違います。故に、既に名声を得てしまっている以上、下手に実力のある選手と闘えない・・・それまでロッキーが築き上げてきた名声を汚せない(≒ボクシング界を汚すわけにはいかない)事情が介在しています。
作品の評価は・・・やはり「3」までなってくると流れが1パターン化してきてしまうのでしょうか?“「最後に」ロッキーが勝つ”という展開はについてはどうやっても変え難いものと思います。なので、「展開がある程度読めてしまう」という点では少しマイナスかもしれません。対戦相手であるクラバー・ラングについても、作品を盛り上げるために敢えて拵えたキャラ、という感も否めません。
ただ、依然前作からも守られ続けてきていること,それは「何のために闘うか」が明確に示されているということです。今回はエイドリアンの助言もあり「自分のために闘う」ことが非常に分かりやすく作られています。そして、(いわゆる“ハングリー精神”を失っていた)ロッキーにそれを気付かせる過程についても大変上手く描かれていたと思います。
結果は分かりきっている(最終的にロッキーが勝つ)とはいえ、「スカッ」と気持ちよく見られるという点では、重宝できる作品です。
(2007年4月15日10時59分19秒記す)
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