昨日(と言うより、今日か?)、久々に終電間際の電車に乗って帰ろうとした時のこと。ふと駅のホームで足元を見てみると、珍しそうな紅い羽の虫。
なんだろな~?
・・・と、興味津々に目を凝らして見てみると、何てことのないただのゴキブリ。
どうやら種類は「チャバネゴキブリ」らしい。ただ、この手のゴキブリは飲食店以外ではなかなかお目にかかれないので、駅のホームで見かけたのは意外と言えば意外だった。要するに、人様の食べ物があるところだけに群がるのではないものなのだ、と。
コレぐらいの、ちっさなゴキブリなら家とか出てきても可愛げがあるのになー・・・。見ていても、所謂あのどす黒く,そこそこ大きい,脂ぎった「クロゴキブリ」と比べれば、もはや「ゴキブリ」とは呼べないレヴェルである。
そう言えば話が変わって恐縮ではあるが、拙者、嘗てバイトで飲食店の深夜清掃を行ったことがある。
先に話したように、実に深夜の「厨房」というものは“未知なる世界”なのである。普段、あんなに美味しく食させてもらっているチェーン店ですら、一度深夜に厨房の灯りを点けると、もう大変。小さな住人達のお祭りである。
私が知る限りでは、一番“それ系”が多かったのが、意外にも中華料理屋や洋食料理屋ではなく、日本料理屋。しかも、特にウナギ屋に多かった(飽くまでも、うなぎをメニューの一として取り扱っている某チェーン店のことを指すに過ぎない)。ゴキちゃんの間にも日本食ブームが流行っているということなのであろうか?仕事はと言えば、「クロゴキブリ」のように体当たり戦法は行ってくることは先ずないので、スムースに行うことができ、支障は生じることはなかったのだが・・・。
飲食店に働く人の言を聞くと、大抵「自分の店では食べたくない」と口を揃えて話す。勿論、「照れくささ」とか、その「素材から調理過程、技術といった全てを知り尽くしてしまった」ということが、その主な原因なのだろう。しかし、中には偶然にも“お祭り”を目撃してしまったことによる外的刺激が影響していることもあり得るのではないかと考えざるを得ないことも、また私の中での一つの事実なのである。。。
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