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東京駅は紅煉瓦 

 先日、久々に東京駅の丸ノ内口から「東京駅」全体を眺めてみました。

 ・・・やっぱり、今のままの方が味があります。


 何とも、新しくも旧い東京駅を造るだとかで大戦中、消失した部分を復元しようとの動きが起こっているようです。

 確かに、元の東京駅といえば元の東京駅の姿なのでしょうが、60年余を経た今、敢えて復元をする意味があるのだろうかと思います。

 60年近くも経てば、ちょうど2世代近くが入れ代わったことになりますし、“戦前の東京駅”を知る人よりも“戦後の東京駅”を知る人の方が大半です。

 勿論、自分自身は今の“戦後の東京駅”の姿の方が愛着を感じます。

 また、戦争の悲惨さを伝えるとまでは言いませんが、嘗ての姿は嘗ての姿で写真で見るに止め、どうして今の姿になったのかを知る良い契機にもなるだろうと思います。

 
 どうせ後から取って付けたところで、“見かけだまし”は“見かけだまし”。幾ら目を凝らして見たところで、ニセモノはニセモノです。

 今の基本となる部分は残されると雖も、今のあの調和が崩されてしまえば、もはやそれは我々の東京駅の「死」を意味するでしょう。簡単に言えば、建物に落書きをするようなもんです。

 
 そんなわけで私は、新東京駅の建設に断固反対です。
 ま、こんなこと言ったところでどうとでもなるわけでもありませんが。。。
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