思い起こせば、今日は「敬老の日」でしたね。
というわけで、それに因んだ話題。
日本における65歳以上のいわゆる「高齢者」の総人口比が、過去最高の21.5%をマークしたそうです(総務省発表の推計人口(15日現在)による)。
着実に高齢社会…いえ、「超高齢社会」が進展していますね。
これに加え、2006年の労働力調査では、高齢者の就業人数が510万人と初めて500万人を上回ったとのことです。
産業別では、
農林業………………115万人(最多)
卸売り・小売業……87万人
サービス業…………86万人
※農林業以外の高齢就業者が勤める企業の従業者規模(官公庁を除く)は「1~29人」の零細企業が60.9%を占める
だそうです。
「農林業」については、確かに高齢者に定年がないのは分からなくはありません。が、やはり「サービス業」等については、未だ高齢者を受け入れる余地があるのではないでしょうか?
一般的に「高齢者」といったときに、「体力的衰え」と「知能的衰え」とを比較すれば、「体力的衰え」の方が大きく影響されます。
しかし、その「体力的衰え」にしてみても、「農林業」にこれだけ従事している人が多い…ということは、まだまだ高齢者をそれ以外の産業に活用できる可能性が大きいのではないでしょうか。
具体的には、「定年引上げ」なんかが一番現実的かと思います。
特に第三次産業では若年者と高齢者とでさほど知的能力に差はない…かと思われます故、あと5年なり10年なり延ばすことも可能なんじゃないかと思います。
とは言っても、やはり早めにリタイアして余生を楽しみたいという高齢者や、若手育成や効率(第三次産業とはいえ体力面が全く影響しないわけではないので)という企業側の問題もあります。したがって、飽くまでも「セカンドライフを送る上での一選択肢」として(もちろん、現役に比べ給与が安くなるのはやむを得ないでしょうが)検討していくのが妥当でしょう。
初回ということもあって張り切ってみました。
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