いつもの淀屋橋の喫茶店。
いつものようにいつもの席に着く。
しばらくしてから前のテーブルに座っていた短い金髪の男が
自分の後ろの席に着いた。
一瞬、目が合う。
「なんだ、この人?」
いつもの店内ならあり得ない光景だ。
人を待っていたらしく、その金髪の男には不釣合いな
普通の女性が座った。
そこから先、しばらくイヤホンを付けて音楽を聴いていたが、
いったん手洗いへと行って帰ってきたときに気がついた。
私 本当は目撃したんです・・・
私 驚いてしまって
助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました
私の敵は私です
「日常消耗品っていつでも使うからね」
「紀伊国屋には○○○○○の成功者が出した本がいっぱいあるよ」
「そんな反社会的な仕事やめとけ」って、
真に受けてなくても、あとを追って言っとけばよかった。
相手も仕事は仕事だろうけど、
いやらしさが滲み出ている。
「そんなオドオドせず、もっと真っ当な仕事しろよ」
確かに、違法ではない。
もしかしたら新しい刺激を求めるのにはいいかもしれない。
・・・でも、どこかやっぱり間違ってる。
人は“手段”にしか過ぎないんだろうか...
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